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2006年06月01日

ゴミ処理施設モデル村の建設のためにご協力を

浙江省臨安市大峡谷鎮は、杭州市から西方に車で3時間ほど行った山間の地区である。村はほとんどが標高200~500メートルのところにあり、地名のような険しさはない。鎮には40の村が存在し、村の人口は200~2000人(平均1000人)である。臨安の市街地から近いが、都市部のような工場は一つもない。産業は農業が中心で、米や野菜、筍、木の実、花などを栽培している。自然林が多く、中国らしい切り立った岩の塊の山も見られ、それなりに美しい。
 
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知り合いの大学の先生から、同鎮人民政府の程矮兴鎮長を紹介してもらった。私が村のゴミ処理の様子を見に来たというと、鎮の全ての村がゴミ問題で困っているので、何かいい方法がないかと相談された。大峡谷鎮では工場はないので、ゴミは全部一般家庭から出たものである。現在のゴミ処理方法は、穴を掘って埋めるという原始的なやり方で、埋めた後はやはりしばらくは汚水が下方から出て来るらしい。しかしそれ以外にも、多くのゴミが川に投げ捨てられているという。実際に様子を見に行ったが、あちこちの川べりに大量のゴミが捨てられていた。環境に対する住民意識が低いのかと思ったが、実は彼らもこのままではいけないとは思っているらしい。だが、どうしたらいいのか分からないのだという。
 
 
中国ではこれまで、かつての日本がそうであったように、ゴミ処理は基本的に住民自らが考えることで、行政がやる仕事とは考えられて来なかった。しかしそのため、ゴミ処理に対する行政の対応が遅れており、この鎮と同じような状況は中国全体で見られる。程鎮長は、ゴミ処理施設を造りたいが、小さい村で設置した例がないので、どうしたらいいのか分からないという。どんなゴミ処理法があるのかが分かったら、とりあえず村々で検討ができるのではないか。そして、一箇所でもゴミ処理施設を持つモデルの村があったら、それが拡がって行くのではないかと思う。

導入例がない限り行動しない行政の体質もあって、ゴミ処理は中国の大きな問題となっているが、農村政策に力を入れようとする中国政府の方針もあることだし、何らかの知恵を日本人・日本企業にお願いしたい。(2006.5.10 YM)