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2014年04月18日

海外生活のススメ(169)   日本を知ること

 海外生活のメリットは、日本にいるときより、日本のことがよく分かることである。もちろん、分かることは、
良いところだけでなく、悪いところも含まれる。しかも当然、良いところより、悪いところを見つけるほうが簡
単だ。だから、このブログでも、日本の悪いところをたくさん書いてきた。

 しかし、大事なのは、悪いところでなく、良いところを見つけることだろう。こうして、日本の経済力が、少
子高齢化、財政状況の悪化、企業競争力の低下によって、少しずつ落ちている現在、持続可能な発展を
目指すには、最も得意とすることを更に伸ばすのが最善だからだ。

 日本の得意とすることは、質にこだわり、省資源・省エネで、安全かつ環境に優しいものづくりをすること
だろう。それ以外のことは、一切他の国に負けても構わないぐらいで良いと思う。政治的手腕など、どうせ
有数の国家には勝てないのだから、全く期待しないほうが良い。

 中国に長いこと住んで分かったのは、日本がそうしたものづくりへのこだわりを持ち続ければ、それだけ
で大丈夫だということである。今後、世界は資源の枯渇、食糧難、自然環境の悪化という、大きな課題に
直面して行く。そんな中、求められるものは、日本のようなものづくりであるはずだ。


写真)  マレーシア(2)



2014年04月06日

海外生活のススメ(168)  政治ショウの終わり

 日中関係等については、日本のマスコミが騒がなくなっている。理由は、河野談話や村山談話を撤回せず、日韓会談、拉致問題の交渉に積極的になるなど、政府が中国、韓国、北朝鮮との敵対関係を緩和する動きを示しているからだ。政府と息の合った行動をとるところがマスコミらしい。

 では、経済関係はどうかというと、中国との関係においては、ほぼ改善されている。それは、日本車の売れ行きや日系企業の中国での受注状況から見ると明らかで、すでに地方政府、国有企業等による日系企業の入札ハズシは終わっており、ひところとは全然違う様子になっている。

 つまり、政府がナショナリズムを煽り、マスコミがプロパガンダの役割を果たしてきたが、ここへきて処々の事情からそうも行かないことが分かって来て修正を余儀なくされており、一方、経済面では日中関係はすでに解決した状況になって来て、政治だけが取り残された格好だ。

それをマスコミが書かないのは、あまりに政府や自分らの体裁が悪いからであり、今後は政府がどうやって体面を保ち矛を収めるかという問題になるのだろう。人気取りの目的もあって政治をショウにしてしまったのだが、すでに格好良く幕引きできる状況ではなくなった。


写真) マレーシア