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海外生活のススメ(167)  嫌中本

 先ごろ、ネットに「どこが半日?上海の大型書店には日本の本が平積みされていた」という記事が出て
話題になった。日本の書店に「嫌中本」がたくさん置かれているので中国も同じかと思っていたが、一
階の目立つ「新刊本・おススメ本」コーナーに日本の本(の翻訳本)があふれ、しかも反日の本はどこに
もなかったそうだ。

 これについてネットでは、中国は学校の授業やドラマなど反日の内容に溢れており、わざわざ本にする
意味がないからだとコメントする人が多かった。確かに、そういう一面はあるだろう。しかし、中国人にと
っては、そのことと日本から学ぶことが多いこととは別の問題であり、そういう点で、中国人はとても現実
主義的だといえる。

 では、なぜ日本人は、「嫌中本」が好きなのか。どこに、カネを出してもそれを読む価値があると思うの
だろうか。察するに、白人が有色人種に対する人種差別を止められないように、一部の(といっても、商
売になるぐらいに多いのだが)日本人も中国人に対し差別意識が強く、少しぐらいのカネは問題でないのだろう。

 一般に、日本人はアメリカ人を嫌わない。それはアメリカが、政治、経済、文化などいろんな面で日
本より勝っているからであり、やはり上下関係によるとはいえ、十分に合理ともいえよう。ただ、日本人は話すときも、目の前の人との上下関係により言葉を選んでおり、つまり常に上下関係を意識しているが、それだと自分がカワイイから人を悪く思う傾向が出て来やすい。


写真)上海の古い庭



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