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2014年02月17日

海外生活のススメ(165)  連絡の遅さ

 中国では、ちょっとした行事の誘いは、前日か早くても前々日とかで、ひどい時には当日連絡がある。そうなると当然、他に用があって出席できない場合が出てくる。そんな時、日本人は早く連絡すればいいのにと、中国人の行き当たりばったりのやり方に呆れる。

 しかし、実はこれには中国流の配慮が働いている。つまり、大したことのない用のために、早くから相手のスケジュールを埋めては気の毒だと思っているのである。したがって、用があって行けませんというのは想定内のことであり、欠席してもほぼ問題にならない。

 また、上司の決定が遅れて、連絡が遅いということも多い。これは、権限委譲が進んでいないためであり、どうしても決定に時間が掛かる。さらに、一般に仕事が遅いが、これは早く仕事をしてもあまり出世に関係しないし、次の仕事を廻されるだけだからである。

 このように、中国では連絡が遅れることは珍しくなく、このことと時間を守らないことは別の問題であるが、相俟って日本よりも時間意識が低い。したがって、黙っていると中国時間となってしまうが、催促しても効果は限定的であることが多く、注意が必要である。


写真)  大連市内の路面電車(2)


2014年02月01日

海外生活のススメ(164)  いじめ

 中国の若者から、日本に関し一番多く尋ねられることは、いじめについてである。中国ではいじめはほとんどないので、日本がなぜ多いか不思議なのである。逆に、中国はなぜいじめが少ないか尋ねると、それが普通だと思っているから分からないという。

 それでこれは勝手な想像だけれど、中国でいじめが少ないのは、親や教師が子供を管理していることや受験勉強で忙しいことが関係していると思う。それに、中国人の考え方はひどく個人主義で、他人に対しあまり関心がないからだと思う。

 そのくせ矛盾するようだが、面子を重んじて自分が他人からどう見えるかはとても気にする。だから、多くの若者が給料の1か月分以上のスマートフォンを買ったり、持ち家がないことを恥と考える。他人に関心がないのに、見栄を張ることに余念がないのは笑えるが。

 話を元に戻すと、いじめは他の国にもあるが、日本ほどひどくないようだ。中国の若者からの質問には、人として尊重される経験が少ないため、人を自然に尊重すること、つまり対等な人間関係が苦手であり、それが優劣関係、他人に不満をぶつける関係を生んでいると説明している。


写真) 大連は市内のバスや路面電車は一律1元(17円)