海外生活のススメ(74) 老後対策
中国人は、大学を出てからすぐの同窓会では、日本人と同じく仕事の内容や給料の話をするらしい。数年経ってからの同窓会では、結婚したか、相手はどんな人か、家を買ったかなどが話題らしい。どんな人かというのは人柄や見た目とかではなく、給料がどのくらいか、将来性があるか、親が金持ちかとかである。
卒業して10年ぐらい経つと、普通に子供の話とかだが、ホワイトカラー族はちょっと違っていて移民の話をするらしい。理由は、裕福な中国人は子供を外国で育てたいし、また老後を中国で暮らしたいとは思っておらず、何とかして外国で暮らしたいので、早くから情報を入手するのである。移民以外でも、保険、貯蓄など老後対策が話題となる。
なぜ、早くからそんなことを考えるかというと、ほとんどの人が年金が少なく、老後の保証がないからである。若い人は、老後のことを考えてあまり消費をしようとしない。そんなに若いうちから老後のこと心配をして、生活が楽しいだろうかという気もするが、たぶんそれが中国ではとても賢いことなのだろう。
ちなみに、移民先の一番人気はカナダで、現在、移民審査を受けるだけでも一年待ちの状態らしい。私は、カナダが小さな政府により国家財政が健全で、70年以上銀行が一行も破綻しておらず、パッパラパーのアメリカの隣にあって、よくもその悪い影響を受けないでいられると感心するだけだが、中国人は細かく調査しているようだ。
写真)西湖(杭州市)