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海外生活のススメ(46)  家族愛

中国の家族は、日本の家族よりもその絆が強い。日本の家族の絆が弱いのは、他人との間で、そこそこ深い関係が成立し、その関係が家族とそれほど変わらないからだと思う。中国人ももちろん他人と付き合うが、日本人と違って一般に関係は希薄であり、家族との関係とは全然違っている。

これは思うに、日本人が他人を家族同様に信頼することがあるのに対し、中国人は初めから他人をあまり信頼していないからであろう。だから、日本人の方が中国人よりも、家族から離れて人間関係を拡げて行って、いろんな社会的な関係を生むことができる。

しかし、日本人は家族関係が弱いから、他人との繋がりが弱ければ孤独になる可能性がある。それに対し、中国人は家族との強い繋がりがあるから孤独を感じることは少なく、家族と離れて生活していない限り寂しさはない。そして、勉強すること、働くこと、出世し金持ちになることなども、家族のためという意識が強い。

こうした家族愛は確かにとても麗しく、生きる頼みとなり得よう。しかし、人が成長し、あるいは何か新しいことを生むには、他人との深い人間関係も欠かせない。中国人は、家族関係を精神的支柱とした強さがあるが、発展性という点ではそのことがマイナスに働いている。


写真)  北京3



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