海外生活のススメ(32) 漢方薬
中国では、どこの薬屋にもいろんな漢方薬が売られている。値段は日本と違ってとても安く、体に合うと良いようだが合わないと全く効かない。元々漢方薬は、漢方医が患者の体を見て症状や体質を診断し、それに合わせて調合するものであり、診断なしにテキトウに飲んでも有毒なだけのようだ。
杭州には有名な漢方薬局がいくつかあって、そこにはたくさんの漢方医がいる。診察料は医者によって幾分違っており、患者は医者を選んで診察を受ける。診察料は1回につき数元からと安い。患者は遠くから来ている人もいるようで、診察料が高めの医者から予約が入るという。
薬は別料金で、材料によって値段が吃驚するくらいに違うが、安い薬でお願いしたいと言えばそのとおりにしてくれる。このように、中国では医者も薬も自由に選べるところがいい。また、漢方医は治療前と治療後の血液検査データなどを見て、診断が正しいか、薬が効いているかを確かめながら治療して行くので安心できる。
杭州の漢方医に診てもらった日本人(数人)の話によると、日本でいろんな病院に掛かっても治らなかったのが、すぐに期待以上の効果があったという。最近日本でも、人の持つ免疫力や自然治癒力を高めて治癒を導くという東洋医学の考えが見直されているが、ここの漢方医のレベルは高いようなので、旅行がてら立ち寄られてみてはいかがだろうか。
写真)胡雪岩故居(杭州市) 清末期の実業家の家。写真にないが右手に舞台があって、写真の左手から池を隔てて眺められるようになっている。ここまで大きな家を造る必要がどこにあるのかというくらいに大きい。