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海外生活のススメ(26)  海外向きの人

中国人は個人では強く集団になると弱いと言われるが、この見方はたぶん当たっている。中国人の個人としての強さが、どこから来るのかよく分からないが、他人との紐帯が弱いことが関係しているように見える。逆に日本人は個人では弱く集団になると強いが、これは中国人と違って他人との関係を重視するからではないかと思う。

 このように中国人と日本人は正反対であるので、日本人の目には中国人があまり良く映らない。しかし、海外では温州人の例に見られるように、中国人は利害が一致すればその団結力は強固であり、逆に日本人は海外で組織の一員として活躍できても、個人は団結力が弱く威力をあまり発揮できない。

してみると、中国人は海外向きで、日本人は国内向きなのだろう。海外に出ると、最初は知り合いもなく、まずは個人としての強さが要求されるが、日本人は小さい頃から他人と協調することが美徳とされ、個人としての強さを磨くことに重点を置かないので海外に向かないのかも知れない。

だから、日本人は一般に国内で生活した方が良いと思うが、国内向きでない人は海外に出ても何の道損はないし、もし海外向きであれば希少価値である感じがする。海外では長く居ても頼れる人が少ないからそれなりの覚悟が必要だが、自己責任だけの生活は気分的に楽だし、日本にいるよりも自分のことが分かる気がする。


写真) 温州のメガネ工場。大学出は就職難だが単純労務のワーカーは不足気味で、今回の不況でも人件費が上がっているという。


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