海外生活のススメ(23) 一旗あげようとする人
日本人は、中国が合う人と合わない人の分かれ方が二極化するようだ。日本人にとって、中国社会は決して優しいところではない。街はあまり清潔でなく騒音に溢れており、人はマナーが悪く自分勝手で、仕事は大雑把で信頼できないことが多いし、料理は脂っこく衛生面の問題もある。
だから、清潔好きな人、静かな環境を求めたい人、マナーにうるさい人、几帳面な人、味に敏感な人、食の安全にこだわる人は中国が苦手に思う。それゆえ、中国に住んでもいいと思うためには、粗雑なところが反って気楽であるとか、大きな価値を見出したので目を瞑れるなど特別なプラス要因がないと結構ストレスになる。
このように、中国は住むにはかなり苦痛なところだから、誰にもはお勧めできない。敏感な人ならすぐにでも逃げ出したくなるし、中国がある程度気に入った人でも長くいるところではないというのが一般的な意見だろう。だから特別な事情がある人以外は、頃合を見て日本へ帰る。
因みに、昔風に言うところの一旗あげようと思って来た人はどうかというと、金儲けだけを考えている人は、すぐにも成功しそうな中国の雰囲気に惑わされて、結局は上手く行かず帰国する人が多い。ただ、これは中国が合う合わないというより、どこであっても精神性を欠いて大丈夫なほどビジネスは甘くないということであろう。
写真) 上海の高級マンション。中国の高級マンションは規模が大きく、敷地内に公園のほかプール、テニスコート、バスケットコートなど運動施設があるところも多い。