海外生活のススメ(18) 口喧嘩
中国は広いので、地方によって全然ようすが違うが、中南部の方では街中でよく口喧嘩しているのを見かける。口喧嘩は、今にも暴力沙汰になりそうなくらいに激しいし、女性も辺り構わずにやる。通行人も立ち止まって喧嘩のようすを見たり、中にはそれを聞いて当人達に意見を述べているから面白い。
日本では、一度仲が悪くなると一般に関係修復が不可能だが、中国ではそうでもないようで、よく喧嘩するのは仲直りすることができるからだとも言えそうだ。また、中国人の口喧嘩は、日本人から見たら非常に激しく見えるが、実はそれなりに限度をわきまえてやっている。
中国で口喧嘩が多いのは、ひとつには態度が不真面目な人が多いからで、人から文句を言われて態度を修正し、相手や文句の程度でその度合いを決める文化だからだと思う。そして、相手の主張と自分の主張が離れていれば、当然激しいやり取りにならざるを得ず、喧嘩の時間も長く掛かる。
このように、中国では争い方やトラブル解決の方法が日本と大きく違っている。しかし、口喧嘩などの習慣にも必ず何らかの合理性を持った仕組みが働いているのだから、外国人はその原理とやらを理解しつつ、かつ原理の欠陥を把握していないと対応を誤りかねないので煩わしい。
写真) 孔雀は檻の中で見るものと思いがちだが、ここでは森の中で放し飼いされており、笛を吹くと餌を求め飛んで来る。(場所:西双版納)