海外生活のススメ(4) 物価の安さ
中国は日本よりかなり物価が安いが、このことは単に生活単価が低くなることだけを意味しない。物価が安いと気分的にもいろいろ違ってくる。例えば、今までビジネスを考えたことがない人でも、中国の経済成長や社会変化を目の当たりにすれば、自分も何かやってみたいと思う。そういう気持ちが自然に起こってくる。
もちろん、中国でビジネスをすることは簡単ではないだろうが、その気にさせてくれることが重要だと思う。日本には、いろんなスキルやノウハウを身につけた人がたくさんいるが、その人達が退職などしたときに困るのは、何かやりたくてもそれが簡単にできないことである。そして、特に高い地位にあった人ほど、やることがなくなった寂しさは大きいようだ。
しかし、今、日本で何かしようとすれば、まとまった資金とかいろんな条件が揃わないと難しい。その点中国だと日本のように競争相手は多くないし、簡単なビジネスなら少ない資本で始められる。もちろん、簡単に始められるからといって、すぐに上手く行くというものではないが、とりあえず始められるということは人を積極的にさせてくれる。
もっとも、実際に中国でビジネスをしている人の話を聞くと、中国は物価の安さだけが取り柄で、他はすべて日本でやるよりたいへんだという。残念ながら、この指摘は少しもオーバーな話ではない。だがそれでも中国で起業する人が出て来ているのは、物価の安さがいかに魅力的かということであろう。
写真) 白族の衣装 (場所:昆明市民族村)