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2007年09月25日

シルク布団(2)

以前、シルク布団の紹介をしましたが、少し補足します。現在、中国から日本へのシルク布団の輸出量はとても少ないそうです。工場見学したシルク布団工場の社長に理由を尋ねました。彼は、「5年ぐらい前から、日本との取引が減った。たぶん日本の不景気が原因だろう」と言いました。しかし、日本の不景気はもっと以前からですから、他にも原因があるのでしょう。

シルク布団をネット販売している中国の大きな会社に電話してみました。この会社は、高級なものから安いものまでラインナップを揃えて売っています。しかし、日本からのオファーはほとんどないと言っていました。理由を尋ねると、中国の業者がかつて粗悪なシルク布団を日本へ大量に売って、すっかりシルク布団の評判を落としてしまったそうです。長引く不況で日本人の購買力が低下していることもあるでしょうが、他方中国の業者の行為でシルク布団そのものに対する評価が下がってしまったようです。

日本では、夏や春秋の暖かい時期は、ほとんど安い化繊の布団を使うのが定着しています。確かに、化繊の布団は適当な硬さがあって、押入れから布団を出し入れするのに便利です。それに対しシルク布団は柔らかすぎて出し入れには不便で、ベッド生活者にしか向きません。しかし、化繊布団はその硬さが寝るときに体との間に隙間を作ってしまいます。シルク布団は、どんな姿勢でも体にピッタリ付いてくるので隙間がほとんどできません。その分暖かいのです。

シルク布団は、その他にもたくさんの優れた面を持っています。たとえば、繊維がとても強いのでほこりが出にくいし、静電気が起こりにくいのでアレルギーの原因になるほこりを寄せ付けないそうです。また、吸湿性と放湿性があるのでサラッとして心地よいし、主成分が人間の皮膚と似ているので肌にとても優しいと言われています。

中国では冬用もシルク布団が使われていますが、日本では冬用はやはり既に定着している羽毛布団にかなわないでしょう。しかし、夏春秋用は化繊の布団よりずっといいと思います。ただ、価格はシルク布団の方が化繊の布団より高いです。見学した工場の製品は、絹100%で1kgの布団が上質のもので1000元弱から1100元、低品質のものが700元弱で販売されています。もちろん日本ではもっと高いでしょうが。写真は、見学会で購入したシルク布団です、薄いピンクが上質のもの、薄いベージュが低品質のものです。
以前にも書きましたが、高品質のシルクは低品質のものより柔らかでつやがあって、きめが細かく同じ重さでも体積が小さくなります。ですから、同じ重さのシルク布団でも、ふんわりしていない方が高品質のものです。

2007年09月09日

義烏へ行きました

義烏へ行きました。いろんな日用品の卸市場が集まった街です。杭州から列車で1~2時間ほどですが、地理的にさほどいい場所ではないし市場も駅から少し距離があって、「何故こんなところに!?」という感じです。

ここの日用品市場は有名ですが、中でも福田市場は売り場面積が100万平メートルを超え、世界一の規模です。この市場には日用品を売る店舗が数万軒入っており、とても1日や2日で回れる広さではありません。しかも、今も閑散としたエリアがあるのに更に拡張される予定であり、中国には適正規模という観念がないのかと疑ってしまいます。

義烏は、地元の住民よりも日用品を買い付けに来る人の数が多いところです。外国人のバイヤーも多く、外国風のレストラン等もあって他の中国の街とは違った雰囲気です。また商人の街で競争が激しいためか、他の都市の商店よりも態度が丁寧で、気分を害するようなマナーの悪さは感じません。

義烏を訪ねたのは、水晶・ガラス製品を買うためです。店や品物によりますが、卸なので数個では売ってくれず、数十個とかのロットでないとダメなものがあります。水晶・ガラス製品を売る店もたくさんあって、店選びがたいへんです。結局、たまたま入った店で買うしかないのですが、それでもいい買い物をした気がしました。店選びが上手く行ったというより、やはりどの店も品物がとても安いからです。

そうはいっても、品物の良し悪しは、あまり分かりません。ガラスと水晶の区別は重さとか冷たさで分りますが、人口水晶と天然水晶の区別は全く不明です。水晶を買うとき、店の人はどれも天然水晶だといいましたが、人工水晶が多いといわれているので全部が天然のはずはありません。結局、値段と店の人の対応で判断するしかないのですが、天然かなと思ったものをいくつか買いました。