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2006年09月25日

杭州市シルク市場

久々に杭州のシルク市場に行きました。シルク専門店約300軒が長屋状に軒を並べていて、街自体も独特な感じです。ドレス、スカーフ、下着、パジャマなど浙江省名産の絹製品が売られています。客層は観光客がメインで、地元の人は少ない感じです。また、柄が若者向きでないためか、利用者はやや年配の方が多いようです。
シルク市場
杭州紡績品市場
シルク市場
杭州紡績品市場
この市場にも、やはり偽物の商品がたくさんあって、品質もまちまちです。ただ、本物の外国有名ブランドを売っている店もあって、普通はブランド名のタグが付いていませんが、頼むとちゃんと付けてくれます。正真正銘の良い絹製品を買おうと思ったら、この市場のすぐ近くにある立派なビルに中の店に行くと大丈夫です。
紡績品市場内部
売場
紡績品市場内部
売場
中国の女性に、チャイナドレスは持っているか尋ねたことがあります。しかし、飲食系の女性が着るものという観念があって、普通は購入しないそうです。チャイナドレスは、体型がすっかり分かってしまうので、以前は日本人女性は苦手としていましたが、最近はスタイルが良くなって、若い人はドレスを作って帰る人が多いようです。
売場
仕立てたドレス
売場
仕立てたドレス
シルク市場と道路(鳳起路)を挟んだところに、杭州紡績品市場があります。ここには、衣料品の加工店が集まっています。チャイナドレスは身体に合わせて作るので、シルク市場などで布地を買って、ここで採寸して作ると安く仕上がります。仕立てに要する日数は1週間ぐらいで、加工賃は200元程度です。急ぎであれば、料金を少し弾めばいいと思います。

2006年09月09日

続・洞霄宮里村レポート

村で唯一の産業であるローソクの工場を見せてもらいました。家内工業で常勤は5人と少ないですが、忙しいときは村人が手伝います。私が行ったときも、納品の前日ということで、15人位の人が仕事をしていました。

経営者の項栄根さんに話を伺いました。30代の若い方です。項さんは、4年前に天台市のローソク工場で2週間働いて、すぐに村へ帰ってローソク工場を始めたそうです。最初は経験者を雇ったそうですが、わずか2週間で工場を造るところが中国人らしく、行動の速さに驚かされました。
LEDを使ったローソク 次々に虹色に変化する
ローソクで作った兵馬傭

製品を見せてもらいましたが、この工場で作っているローソクは色や香りを楽しむ癒し系とインテリア用です。いろんな色・形・香りのローソクがあって、中にはLEDを使ったハイテク製品もありました。製品はほとんどがヨーロッパ向けですが、日本向けも少しあるそうです。

項さんの工場は、今は捌き切れないくらい注文が多いそうです。しかし、貿易権を持った中間業者の利幅が大きいため、会社はあまり儲かっていません。でも、項さんは特には残念そうでありません。彼らは売るのが仕事、自分は作るのが仕事で、分業でやっているのだと割り切っています。もっとも、資金が50万元あれば工場を大きくして、たくさんの注文を受けられるのにと思っています。
製品を検査している
製品を作っている(写真を撮らしてくれない許さんの奥さん)

項さんは、中国でビジネスをする環境について意見を述べてくれました。彼は、公務員の関与なしでビジネスができる仕組みを作る必要があると言っています。しかし、そのことについても悲観的には考えていません。自分の子供が大きくなる頃は、今よりも公正になっているだろうし、自分も最初は経営が下手だったが段々上手くなったように、国も運営の仕方が次第に上手くなると信じていると言うのです。こういう点では項さんは性急さがないのか、それとも少し諦めが入っているのか私には分かりませんでした。ただ、笑いながら穏やかな口調で語る彼がとても魅力的に見えました。