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2006年08月23日

茶葉市場

中国には同種の商品を売る店が軒を連ね、その商品の専門市場ができていますが、龍井茶で有名な杭州市には茶を売る店が立ち並ぶ茶葉市場があります。解放路の浙二医院前から南へ入った通りがその市場ですが、たくさんの茶屋が道路に沿って並んでいます。

売っている茶は、地元の龍井茶がメインですが、他にもたくさん種類があって茶の勉強をしている人によれば中国中の有名な茶が大体揃っているそうです。値段は50グラム10元代からありますが、1000元程度の高級茶もあります。頼めばいろんな茶を試飲させてくれます。70元の龍井茶を試飲させてもらいましたが、香りとまろやかさが違っていました。

ここには農貿市場に似た形態の市場もあります。そこでは、茶の他に茶館で出てくるような木の実なども売っています。土産品街と違って、安くていい茶が手に入ると思います。どの店も(店員が)結構感じがいいし、半日は遊べるところです。

 

2006年08月08日

洞霄宮里村レポート

臨安市青山鎮汪家埠から2キロほど山の方へ行くと、洞霄宮里という村があります。人口200人足らずの小さな村です。この村に行ったのは、農地を失った農民の暮らしぶりを見たかったからです。村の人たちは、かつて汪家埠で農業を営んでいましたが、農地のほとんどが経済開発区に収用されて仕事を失ってしまいました。もちろん、農地の使用権を手放したことで、いくらかの補償を政府から受けました。しかし主な生活手段を失って、これからどうするのだろうと疑問に思っていました。

 

村へ着いてまず驚いたことは、ほとんどの家が結構立派で大きく、建設中という家も数軒あって、生活に困っている感じはないし人々の表情も明るかったことです。許校定さんという方の家にお邪魔しました。許さん宅も大きくて、去年新築したばかりだそうです。奥さんと2人暮らしで、60歳を過ぎて年金生活をしています。ご夫妻とも素朴な人の良い感じで、気持ちよく宿泊と食事の提供をしてくれました。

許さん
許さんの奥さん
許さんの話では、この村の人たちは家のようすの割りには裕福でないようです。家は立派でも、これまでの蓄えを家の建設に使ってしまっているからです。生活の手段を失ったのにと思うのですが、税制が変わり貧しい農民からの税徴収がなくなったことが生活の安心を与えたようです。また、経済開発区ができて自分の子供達が地元で働けるチャンスが生まれたことが、村人に希望を与えているようです。そして、子供と同居しなくても、たまに来る彼らのために部屋を用意して置きたいと考えているそうです。
広いダイニング
青山鎮の景色
もっとも、ほとんどが夫婦2人暮らしなのでいつもは家が無駄に大きいわけで、旅行客が来てくれれば貸したいと思っています。洞霄宮里村は、南宋時代に王の別荘があったところらしく、跡地を見に行きましたが確かに景色のきれいなところです。しかし、都会人に農村生活を体験してもらう型のレジャービジネスは多くの村が考えていることで、競争に勝つには工夫が要るでしょう。農地を失って時間をもてあました農民は昼間からマージャンやトランプに興じていますが、本当はこれからどうしたらいいのか分からないのだろうと思いました。